「be to do」の意味と使い方【覚え方や訳し方についても例文で解説】

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「be to do」の意味と使い方

「be動詞」に「to不定詞」が付いた表現である「be to do」の意味は、主に5つあります。

  1. 予定:〜する予定
  2. 義務:〜すべき
  3. 可能:〜できる
  4. 運命:〜することはなかった(否定文)
  5. 意図:〜したい

「be to do」には5つの意味があるため、文脈から意味を読み取っていく必要があります。

「難しい」と思われるかもしれませんが、意味はある程度パターン化しているので、例文で覚えておくと瞬時に意味が判別できるようになります。

例えば、以下の例文は「start」と一緒に使われているため、「予定を表している」とすぐに判断できます。

The meeting is to start at 10 a.m.

会議は午前10時に始まる予定です。

「be to do」の意味の覚え方

「be to do」の意味の覚え方として、以下のような語呂合わせがあります。嫌でも自然に覚えますが、早急に覚える必要がある場合、語呂合わせで覚えておくのも良いかもしれません。

業界(ギョウカイ)

ギ(義務)ヨ(予定)ウ(運命)カ(可能)イ(意図)

ビートたけしはギョウカイ人

ビート(be to)たけしはギョウカイ(義務・予定・運命・可能・意図)人

恋人同士はカギヨウイ

恋人同士(be to 動詞)はカギヨウイ(可能・義務・予定・運命・意図)

「be to do」と「will」の違い

「be to do」と「will」は、どちらも「予定」を表しますが、ニュアンスが少し異なります。

  • be to do:客観的
  • will:話し手の主観的

例文で2つの違いを見てみましょう。ニュアンスを掴むことが大事です!

  • We are to have dinner together tomorrow.
    (私たちは明日、一緒に夕食をとる予定です。)
    →事前の計画や約束として夕食をとることが決まっていることを強調
  • We will have dinner together tomorrow.
    (私たちは明日、一緒に夕食をとるつもりです)
    →未来の予定を示していますが、それが固定されたものであるという強調はない
  • The meeting is to start at 10 a.m.
    (ミーティングは午前10時に始まる予定です。)
    →具体的な予定や計画としての開始時刻を強調
  • The meeting will start at 10 a.m.
    (ミーティングは午前10時に始まるでしょう。)
    →開始時刻を伝えていますが、「be to do」ほどの強調や決定感はない

「be to do」の意味ごとの例文

「be to do」は意味を無理やり覚えるのではなく、簡単な例文を覚えて、いつでもアウトプットできるようになることが重要です。

アウトプットできる=自然に覚えている状態になるので、遠回りのように見えて近い覚え方です!

  1. 予定:〜する予定
  2. 義務:〜すべき
  3. 可能:〜できる
  4. 運命:〜することはなかった(否定文)
  5. 意図:〜したい

①予定:〜する予定

She is to leave tomorrow.
彼女は明日出発する予定です。
The movie is to start at 7 PM.
映画は7時に始まる予定です。
We are to meet at the cafe.
私たちはカフェで会う予定です。
He is to give a speech next week.
彼は来週スピーチする予定です。
They are to arrive in the afternoon.
彼らは午後到着の予定です。
The concert is to be held outside.
コンサートは屋外で行われる予定です。
The new rule is to be implemented soon.
新しい規則は近く実施される予定です。
I am to travel to Europe next month.
来月、私はヨーロッパに旅行する予定です。
The class is to finish at 3 PM.
授業は3時に終わる予定です。
She is to be married next spring.
彼女は来春結婚する予定です。

②義務:〜すべき

You are to clean your room.
あなたは部屋を掃除するべきです。
She is to apologize to him.
彼女は彼に謝るべきです。
We are to follow the rules.
私たちはルールに従うべきだ。
He is to return the book tomorrow.
彼は明日、その本を返すべきです。
You are to wear a uniform.
あなたは制服を着るべきです。
They are to be quiet in the library.
彼らは図書館では、静かであるべきです。
She is to finish her homework before playing.
彼女は遊ぶ前に宿題を終わらせるべきです。
We are to attend the meeting.
私たちは会議に出席するべきだ。
He is to pay the bill on time.
彼は請求額を時間通りに支払うべきだ。
You are to respect your elders.
あなたは年配の人々を尊重すべきです。

③可能:〜できる

You are to see the island from here.
ここから島が見えるはずです。
I am to hear the birds chirping.
鳥のさえずりが聞こえるはずです。
She is to find the book in the library.
彼女は図書館でその本を見つけられるはずです。
He is to understand the lesson.
彼はそのレッスンを理解できるはずです。
They are to recognize the landmark.
彼らはその目印を認識できるはずです。

④運命:〜することはなかった(否定文)

She was not to meet him that day.
彼女はその日彼と会うことはなかった。
They were not to win the game.
彼らはその試合に勝つことはなかった。
I was not to find the lost item.
私はなくした物を見つけることはなかった
He was not to join the team.
彼はチームに参加することはなかった。
We were not to see the eclipse.
私たちは日食を見ることはなかった。

⑤意図:〜したい

They are to help the community.
彼らはコミュニティを助けたいと思っている。
She is to improve her skills.
彼女はスキルを向上させたいと思っている。
I am to learn a new language.
私は新しい言語を学びたいと思っている。
He is to travel the world.
彼は世界を旅行したいと思っている。
We are to create a new project.
私たちは新しいプロジェクトを作成したいと思っている。
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