「be動詞と一般動詞の違いがわかりません。。。」
このような質問をよく頂くので、両者の違いを簡単に解説します。英語には、「be動詞」と「一般動詞」の2種類の動詞しかないので、それぞれの違いを理解しておくと、英語の習得スピードが早くなります。
「be動詞」と「一般動詞」の違い
・be動詞：am，are，is，was，were
・一般動詞：be動詞以外の動詞
たったこれだけです。
しかし、意味はまったく異なります。
「be動詞」と「一般動詞」の意味
「be動詞」と「一般動詞」の意味は下記の通りです。これを覚えておけば、困ることはありません。
・be動詞：①説明（イコール）②存在
・一般動詞：①動作 ②状態
それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。
「be動詞」の意味
「be動詞」の意味：①説明（イコール）
be動詞は、「A＝B」という関係を表したい時に、AとBを繋いでくれる働きがあります。つまり、「AはBです」と説明することができるのです。
・I am Tom.
（私はトムです。）
→「私」＝「トム」
・You are my friend.
（あなたは私の友達です。）
→「あなた」＝「私の友達」
・He is my classmate.
（彼は私のクラスメートです。）
→「彼」＝「私のクラスメート」
・I am happy.
（私は嬉しいです。）
→「私」＝「嬉しい」
・You are strong.
（あたなは強い。）
→「あなた」＝「強い」
・He is kind.
（彼は親切です。）
→「彼」＝「親切」
「be動詞」の意味：②存在
be動詞は、「主語＋be動詞＋前置詞＋場所を表す名詞」で、「Aが〜にいます。」「Aが〜にあります。」のように存在を表すことができます。
・I am in Tokyo.
（私は東京にいます。）
・She is at the city hall.
（彼女は市役所にいます。）
・My book is on the desk.
（私の本は机の上にあります。）
「一般動詞」の意味
「一般動詞」の意味：①動作
一般動詞は主に「動作」を表します。
・I play Soccer.
（私はサッカーをします。）
・He studies English.
（彼は英語を勉強する。）
→3人称単数現在の場合は、一般動詞に「s」が付く
・She goes to school.
（彼女は学校へ行きます。）
・Do you know Mr.Tanaka?
（あなたは田中さんを知っていますか。）
→一般動詞の疑問文は、文頭に「Do」を付ける
・Does he know Mr.Tanaka?
（彼は田中さんを知っていますか。）
→3人称単数の場合は、文頭に「Does」を付ける
「一般動詞」の意味：②状態
一般動詞は「状態」も表します。
・I have a book.
（私は本を持っている。）
・He likes soccer.
（私はサッカーが好きです。）
・She loves me.
（彼女は私を愛している。）
「be動詞」と「一般動詞」の使い分け問題
【問題1】（ ）に適切な1語入れてください。
(1) I（ ）a student.
私は生徒です。
(2) I（ ）tennis.
私はテニスをします。
(3) He（ ）in Tokyo.
彼は東京にいます。
(4) He（ ）soccer.
彼はサッカーをします。
(5) They（ ）（ ）a car.
彼らは車を持っていません。
(1) I am a student.
→be動詞の「説明（イコール）」
(2) I play tennis.
→一般動詞の「動作」
(3) He is in Tokyo.
→be動詞の「存在」
(4) He plays soccer.
→一般動詞の「動作」（3人称単数であることに注意）
(5) They don’t have a car.
→一般動詞の「状態」
【問題2】日本文に合う英文を作ってください。
(1) 私は東京にいます。
(2) 私は東京で働いています。
(3) 彼女はアメリカ出身です。
(4) あなたは田中さんを知っていますか。
(5) 彼らは田中さんを知りません。
(1) I am in Tokyo.
→be動詞の「存在」
(2) I work in Tokyo.
→一般動詞の「動作」
(3) She is from America.
→be動詞の「説明」
(4) Do you know Mr.Tanaka?
→一般動詞の疑問文
(5) They don’t know Mr.Tanaka.
→一般動詞の否定文
