“use”は「使う」という動詞ですが、形を変えると意味が変わります。その中でも代表的なのが、“used to”と“be used to”です。
- used to:①昔はよく…した ②かつて…だった
- be used to:…に慣れている
それぞれの意味と使い方を詳しく解説していきます。
「used to」の意味と使い方
used to
助動詞①昔はよく…した ②かつて…だった
“used to”の意味は2つあります。
- 昔はよく…した(過去の習慣)
- かつて…だった(過去の状態)
“used to”は助動詞なので、後ろに動詞の原形を置いて“use to do”という形で使います。昔のことについて述べる際によく使う表現なので、例文で覚えておきましょう。
「過去の習慣」を表す例文
“used to”は、今はしていないけど過去にしていた「習慣的動作」を表します。「昔は〜していたなぁ」と誰かに話す際によく使います。
「過去の状態」を表す例文
“used to”は、今は違うけど過去にはそうだった「過去の状態」を表します。
個人的には、海外からのお客さんと観光地を巡る際に、“There used to be A(かつてはAがありました)”をよく使います。
「be used to」の意味と使い方
be used to
熟語…に慣れている
“be used to”の意味は、「…に慣れている」です。使い方は非常に簡単で、“be used to+名詞 or 動名詞”です。例文を紹介する前に、もう一つだけ熟語を紹介します。
- be used to:…に慣れている(状態)
- get used to:…に慣れる(動作)
この二つは合わせて覚えておきましょう。“be used to”は「すでに慣れている状態」を表すのに対して、“get used to”は「慣れる」という動作を表しています。
be used toの例文
“be used to”は、“be accustomed to”と言い換えることも可能です。余裕がある方は覚えておきましょう。
I’m used to living in Tokyo.(東京での生活に慣れています。)
=I’m accustomed to living in Tokyo
get used toの例文
先述したように、“get used to”は「慣れる」という動作を表します。
これを進行形にするだけで、“be getting used to(〜に慣れてきた)”となります。私はよくこの表現を使うので、おすすめですよ!
I’m getting used to speaking English!(英語を喋るのに慣れてきた!)